ライター、ワインエキスパート【冨永真奈美】

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Google Analytics、秋の話、飛んでオーストリア、ウェブサイト、テクノロジーの価値、黙々と24時間働き成果を出す営業担当

黙々と働き成果を出す営業担当

ウェブサイトは本当にビジネスを助けてくれる。

現在、自分のウェブサイトは2つある。1つ目の会社ウェブサイト(switch.jp)は、もう13年間黙々と稼働してくれている。

会社ウェブサイトのコンセプトは「誰かの紹介でしか見つけられない路地裏の小さなアートギャラリー」、「デザインオフィスみたいな空間」そして「限りなくアナログ的に活用するデジタルツール」だった。出版社含む既存の企業顧客とその紹介の対応に集中していたこともあり、ウェブサイトを使ってガンガン集客するというより、24時間黙々と稼働してくれる照明のついた看板やデジタルパンフレットなどの販促ツールのような存在として制作した。SEO対策もほぼ無し、SNSとの連携もほぼ無し。時たまの人材採用時に情報欄に掲載する以外は広く知らせたこともない。

それでもウェブサイトを通じて、非常に優良な企業が問い合わせをくれてビジネスを成立させることができている。(優良の定義は様々だと思いますよ!)

7年前にGoogle Analyticsも設置したが、これまでアクセス解析データを見たことがなかった。

7年の時を経て初めて開けてみて、目が真ん丸になってしまった。何にもしていないのに、こんなにユーザーがいたなんて。それも日英マルチサイトだけあって、まさに世界津々浦々からアクセスがある。

それらのデータを見ながら、「自分だけではとてもこんなに営業訪問して回れないよね」とウェブサイトそしてテクノロジーの価値をあらためて感じた。

今、会社ウェブサイトを大改装している。熟練したグラフィックデザイナーさんに手掛けてもらったスタイリッシュなロゴや外観デザインはそのまま残し、内部の広範囲なアップデートを図っている。このウェブサイトのデザインにあたり、白、黒、線のみで表現してほしいとお願いした。緻密かつ繊細で、何年たっても古びた感じがしないタイムレスな仕上がりにとても満足している。会社ロゴは「デザイン年鑑『GRAPHIC DESIGN IN JAPAN 2018』(日本グラフィックデザイナー協会発行)に掲載されている。

今後はGoogle Analyticsを活用して、優良企業の目にさらに留まるよう対策していこうと思う。

2つ目のウェブサイト(manamitominaga.com)はもっと私個人のためのもので、昨年ローンチしたばかり。こちらは最初からGoogle Analyticsを設置して定期的にデータに目を通しアドバイスを受けている。それにしても着実にユーザーが増えている。日本語サイトなのに、自動翻訳機能も発達しているせいかSNSとの連携やSEO対策もしているせいか、世界各国からアクセスがある。「自分だけではとてもこんなに営業訪問して回れないよね」と、ウェブサイトとテクノロジーの価値を再度感じた。課金記事の執筆に取り組むさいの指針にもなるだろう。

そしてすでにこのウェブサイトを通じて新たなプロジェクトがいくつか発生した。秋口くらいから始まるそれらのプロジェクトのひとつで、オーストリアに行く予定である。黙々と24時間働き成果を出す「営業担当」に感謝している。

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