ライター、ワインエキスパート【冨永真奈美】

WINE & FOOD

プレスイベント ガンベロロッソ&オルトレポ・パヴェーゼ協会ワインセミナー(9月14日、リストランテ イタリアーノ エトゥルスキ)

オルトレーポパヴェーゼ

ワインのプレスイベント
ガンベロロッソ&オルトレポ・パヴェーゼ協会ワインセミナー
(9月14日、リストランテ イタリアーノ エトゥルスキ)

ガンベロロッソ&オルトレポ・パヴェーゼ協会ワインセミナーに参加した。

ガンベロロッソ編集長のMarco Sabellico氏そしてオルトレポ・パヴェーゼ協会事務局長のCarlo Veronese氏の説明を聞きながらオルトレポ・パヴェーゼのワイン10種類を試飲した。

オルトレポ・パヴェーゼはピノネーロの主要産地とのこと。どのワインも美味だったが、ピノネーロのスパークリングワインが印象的で今後も個人的に購入しようと思う。

LA TRAVAGLINA
Oltrepò Pavese DOCG Metodo Classico Pinot Nero Rosé Julliae 2011

また、Carlo Veronese氏が焼き鳥に合うと太鼓判を押していたバルベーラは、普段食べている様々な家庭料理に合うと思う。

CÀ MONTEBELLO
Oltrepò Pavese DOC Barbera 2021 (imported by NORLAKE INTERNATIONAL)

アペリティフの歓談のさい、Veronese氏は約15分かけてほぼノンストップでご自分の人生を語った。このお話を記事に含めようと思う。

赤ワイン好きの友人に、ブラインドで試してほしいピノネーロもあった。

CORDERO SAN GIORGIO
Pinot Nero dell’Oltrepò Pavese DOC Riserva Partù 2020

通訳はワインジャーナリストの宮嶋勲氏である。宮嶋氏による軽快かつ明快な説明があるため、1時間半程度の短時間ながら、オルトレポ・パヴェーゼの特徴を効率よくつかめたように思う。

宮嶋氏の著書はほんとにおもしろい。すいすい読み進めているうちに、きちんと学べている。『10皿でわかるイタリア料理』を通して、これまで漠然と「なぜイタリアワインを学ぶさい難しさを感じるのか」について考えていたが、その原因がよく分かった。

漠然とした考えが明確に言語化されていくことが、数多くの本、特に良書を読むことの効用である。

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