内田修氏はボルドーのメドックにワイナリー(Domaine Uchida)を持つ醸造家です。
その内田氏と直接お話できるから、いそいそと記念パーティに出席しました。
ワインについて書いたり調べたりしてると、必ず検索結果に出てくる方々がいます。
内田氏もそのおひとりです。
「長い歴史と伝統のあるボルドーはやはり排他的ですから、外国人がワイナリーを持つのは非常に困難です。周囲からメドックはやめておけと言われました」
ボルドーのカベルネ・ソーヴィニヨンに、セミ・マセラシオン・カルボニックを採用することにも随分と反対されたそうです。伝統的なボルドーの醸造法ではないからと。
「でも、ぼくはそんな意見の真逆を行きました」
内田氏は自分の信念に従いワインづくりを続けました。
初のワインを試飲したとき、「ミラクルだ!」という言葉が自然に出たそうです。
その「MIRACLE(ミラクル)」は、今ではフランスと日本だけでなく世界で広く販売されています。すぐに売り切れてしまうそうです。
実際、なかなか、というより全然入手できません。全部SoldOutなんですよ。だから「MIRACLE(ミラクル)2021」を飲むのが楽しみでした。
今もおいしいのですが、今後さらに味わい深くエレガントなワインになると感じます。もちろん、購入しました。次は何年後に飲もうかな。
「成長するブドウやそれを取り巻く天候などの環境を見ていると、どのようなワインに仕上げればいいのかちゃんと分かります。ワインのコンサルタントなどの意見を聞くこともありますが、最後にどうするかを決めるのは自分ですね」
過去のビンテージは多分もう入手できないけれど、2021年以降、毎年必ず購入するつもりです。
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