ライター、ワインエキスパート【冨永真奈美】

WINE & FOOD

「The World of Wine」イベントがアメリカ大使館公邸で開催されました

アメリカ大使館よりご招待いただき、大使公邸で行われた「The World of Wine」イベントに参加しました(2024年12月6日)。

会の冒頭に、駐日アメリカ大使のラーム・エマニュエル氏と、内閣官房長官の林芳正氏によるスピーチが行われました。エマニュエル氏はイベントやレセプションにて「マイクがオフになるまで決してアルコールを口にしない」ことを信条としているとのこと、実際この日も乾杯が終わり「これで公式の式次第は終了です」というアナウンスが流れてマイクが片づけられるまで(そして多分その後も当分の間)、グラスを持つ様子は見られませんでした。そして写真撮影にも気さくにご対応くださいました。(「あーどうぞどうぞ、自由に投稿でもなんでもどうぞ!!」といった風なすごくノリの良い方でした(笑))

庭園を含む公邸内を巡りながら、アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、チリ、フランス、ドイツ、ギリシャ、イタリア、ポルトガル、スペイン、南アフリカ、そしてアメリカ合衆国のワインを楽しみました。趣向をこらしたフィンガーフードも振舞われ、ワインと食を通して各国の特色を味わう時間となりました。ギリシャ大使ご夫妻をはじめ、各国の大使または代表がワインを片手に招待客の方々と談笑する姿が見られました。

大使館や大使公邸を訪れる際の楽しみの一つは、その世に名高い建築の美を実際にこの目で見られることです。米国大使館大使公邸は、大林組が1931年に手がけた近代西洋建築で、純白の壁を特徴とする品格あふれるデザインがとても印象的。1995年の改修工事では、日本初の特殊塗装仕上げや、日本の伝統技術である金箔貼りや木目描きが随所に採用されました。この大使公邸で誰もが知る歴史的に重要な場面が展開されたかと思うと、やはり感慨深い気持ちになりました。

この日も、アートや建築展の内覧会でワインや食を楽しんでいるかのような気分にもなりました。

 

 

 

記事をシェア