ライター、ワインエキスパート【冨永真奈美】

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ホテルメトロポリタン エドモント「FOURGRAINS(フォーグレイン)」、14年の時を経てよみがえったフレンチレストラン

ホテルメトロポリタンエドモント フォーグレイン

ホテルメトロポリタン エドモントが開業41周年を迎えた2026年1月、フレンチレストラン「FOURGRAINS(フォーグレイン)」が再びその扉を開いた。

同ホテルは1985年の創業以来、「食のエドモント」として知られてきた。その礎を築いたのが、日本人として初めてミシュランの星を獲得した中村勝宏氏(日本ホテル株式会社、特別顧問・統括名誉総料理長)である。中村氏のもと、技術力の高いシェフたちによるレストランと宴席の料理が大きな評判を呼んだことで、同ホテルは「食」をブランドの核に据えた総合シティホテルとしての地位を確立。今も多くの人々に愛され続けている。

そのエドモントの「食」の象徴ともいえる存在が、かつて1985年の開業と同時に産声を上げたフレンチレストラン、フォーグレインだった。中村氏が初代料理長として1999年まで腕を振るったこのレストランは、2012年に惜しまれながら幕を閉じた。それから14年を経た開業41周年にあたる2026年1月、フォーグレインが蘇ったのである。

二人の表現者が織りなす、一気通貫の美食体験

フォーグレインの料理長を務めるのは池内英治氏だ。1992年にホテルエドモント(現 ホテルメトロポリタン エドモント)に入社して以来、中村氏のもとで腕を磨き、ホテルメトロポリタン丸の内「Dining & Bar TENQOO」料理長、周遊列車「TRAIN SUITE 四季島」の3代目総料理長を経て、フォーグレインの料理長へ抜擢された。フォーグレインのシェフパティシエである井山架展氏もまた、四季島の初代シェフパティシエとして研鑽を積んだ人物だ。料理人と菓子職人、二人の表現者が構想段階から感性を共有し、コース全体で一つの物語を紡ぐ。それがフォーグレインの美食の形である。

日本の旬の食材の価値を、フランス料理の技法で最大限に引き出す

フォーグレインが一貫して追求するのは、日本の旬の食材の価値を、フランス料理の技法で最大限に引き出すことだ。フォワグラやキャビアだけでなく、それらに匹敵する日本の食材を活かしたフランス料理を提供していくという意気込みを見せる。ホテルメトロポリタン エドモントはJR東日本グループが母体であることから、東日本エリアの生産者が生み出す食材を積極的に取り入れているという。例えばフォーグレイン再開当初の冬コースでは、能登の輪島ふぐをはじめ、奥飛騨の高原山椒、茨城県笠間市にある田村キノコ園の福王しいたけ、宮城県栗原市にある関村牧場の漢方和牛など、日本の優れた食材をフランス料理という形を通して存分に味わうことができた。

フォーグレインの席数は、ダイニングとプライベートサロン合わせて24。この席数に抑えているのは、お客様一人ひとりに向き合うためだ。事前予約制(3営業日前まで)を維持し、メニューは数カ月ごとに刷新。リピーターの要望があればメニューの調整にも応じる。ワインはフランスを中心に日本ワインも含む約120アイテムを揃え、グラスワインは常時各4種類を基本とし、ペアリングも柔軟に提案する。席数を絞ったらこそ可能となる、きめ細かなおもてなしがフォーグレインの真骨頂だ。

テーマは「美食と養生」                                       2026年の夏コース

6月30日より、期間限定の夏コースが始まる。(6月30日~8月29日、コースは3種類)テーマは「美食と養生」だ。ただ冷たいものを食すのではなく、古くから夏を乗り切る知恵として愛されてきたウリ科の食材(冬瓜、ズッキーニ、きゅうり)や、日本が誇る夏の銘食材「鱧(ハモ)」、そして伝統的なフランスの滋養メニューを組み合わせ、涼やかで活力あふれるコースに仕立てたという。フレンチの華やかさはそのままに、夏バテ防止といった健康への配慮が随所に息づいている。

友人同士、カップル、ファミリーといったプライベートな場でも、接待や会食といったビジネスの場でも、フォーグレインは、どのようなオケージョンにも静かに寄り添い完璧なサービスを提供してくれるフレンチレストランだ。

FOURGRAINS(フォーグレイン)/ホテルメトロポリタン エドモント本館1階/TEL 03-3237-1111(代表)/ランチ12:00〜15:00、ディナー18:00〜21:00(L.O.19:00)/定休日:日曜・月曜

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