ライター、ワインエキスパート【冨永真奈美】

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CRUISE(クルーズ)2023年 夏号

CRUISE 夏号
執筆した記事が出版されました。
英国豪華客船「クイーン・エリザベス」乗船体験記事
CRUISE(クルーズ)2023年 夏号 巻頭9ページ
(書店で販売されています)
 
「横浜発着_新緑の日本周遊と韓国」は、英国の文化と日本の伝統をともに堪能できたクルーズでした。
 
私はクルーズという旅の形が大好きです。船上ライフには自分がこれまでの人生で仕事として向き合ってきたり、趣味として楽しんだりしている物事が数多く詰まっていることが理由のひとつとして挙げられます。
 
英語と日本語、ワイン、デザイン、建築、アート、グルメ、映画、音楽・・・・・・
 
英国船のクイーン・エリザベスにはこれらがすべて入っています。
 
英国の英語にはやはり憧れを感じます。その独特な発音と抑揚、語彙、表現を含め、文学や演劇の歴史と深く結びついた古典的なあり方には、情報の伝達や共有の手段としての言葉に止まらない歴史的かつ文化的な価値があると思います。だからでしょうか。決して故意にではないのですが、翻訳の仕事ではほとんどの場合、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国出身の人々と組んでいます。船内でも、「英国英語はやっぱりいいなあ」と思いつつ聞いてました。(他意はないんです。日本で造る日本酒はやはり美味しい、といったくらいの意味、それと同じ意味合いです。念のため)
 
国内外の著名なデザイナー、建築家、アーティストの方々との仕事では、6冊の訳書を含め多くの文章に携わりました。これらの方々が生み出す製品やオブジェクトや建築物の根底にあるのは、ユングの「元型」(archetype)に関する深い知見と洞察です。これらの方々との仕事を経験したからこそ、184年の歴史を持つキュナード・ラインの客船クイーン・エリザベスが、なぜ現在の形を取るようになったのかという視点を持ち記事にも反映させられるのだと思います。
もし私が、例えば何をおいても絵画に興味や愛着を持っているなら、巻頭に来たのはアートギャラリーの人々の集合写真だったかもしれません。料理ならシェフ、音楽ならクイーン・エリザベス・オーケストラの集合写真だったかもしれません。
CRUISE(クルーズ)2023年夏号の巻頭を飾るのは、ソムリエの方々の集合写真です。私が何をおいても興味や愛着を持つのはワインです。ソムリエを生業とする方々への憧れや尊敬が、編集などの様々なプロセスを経てなお、巻頭における集合写真の掲載を続行させたのだと思います。
ぜひ読んでくださいね。
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