ライター、ワインエキスパート【冨永真奈美】

TRAVEL & CRUISE

プレスツアー エーゲ海の美島とワイナリーめぐり ギリシャのワイン、料理、美観を楽しむクルーズ

サントリーニのブルードームチャーチ

ギリシャのクルーズ船「セレスティアル・ジャーニー」で行く「IDYLLIC AEGEAN-7 NIGHTS」乗船取材

ギリシャのクルーズ船でエーゲ海をクルーズをしながらワイナリーを巡りたい。ギリシャのワインと料理と豊かな景観を紹介する記事を書きたい。そう長いこと考えていた。クルーズ専門誌『CRUISE』での記事掲載実現に向けて動き出したのは昨年2023年の7月頃である。

私の企画書に賛同してくれたギリシャ大使館(在京)を通じて、ギリシャ政府観光局(アテネ)とセレスティアル・クルーズ(ギリシャの船会社)が正式に協賛を決定してくれた。2024年は日本とギリシャの外交関係樹立125周年そして文化観光年にあたる。それも協賛決定を後押ししてくれたと思う。佳子様のギリシャ訪問が大きく報道されていたことも記憶に新しい。

ライターの私とフォトグラファーの2名からなるプレスツアーが計画され、6月というギリシャのベストシーズンにセレスティアル・ジャーニーでサントリーニなどの島々を巡ることが決まった。おおむね自分のアイディア通りに物事が決まっていく喜びはひとしおだった。取材依頼や旅程作成などで大忙しだったが、航空券やクルーズチケットなどが届きギリシャへの渡航日が近づくと高揚感がどんどん増していった。

エーゲ海の美島めぐりはクルーズの永遠の定番と言える。まさにそのエーゲ海の島々を得意エリアとしているのがセレスティアル・クルーズだ。今回のルートは、アテネ→テッサロニキ→クサダシ(トルコ)→クレタ→サントリーニ→ミコノス→ミロス→アテネ。今も昔も大人気のルートで世界中の人々が乗船し共にクルーズライフを楽しんでいる。

クルーズでは、ギリシャの旨みと恵みがたっぷり詰まった船上ライフが約束されている。陽光が降り注ぐプールデッキで食べるギリシャ料理と搾りたてのフルーツジュースは最高だ。メインダイニングでもギリシャ料理が毎日味わえるし、アジア料理やWagyuが供されるグリルもある。ギリシャワインを豊富に揃えたワインリストは、たとえエーゲ海を巡るコースでもギリシャ以外の国のクルーズ船ではなかなか見られないセレクションだと断言できる。ワインスチュワード(ソムリエ)たちが熱心にワインを提案してくれるからその会話も楽しいし、ワインテイスティングセミナーも開催される。エンターテインメントも圧巻。「ODYSSEA」や「Mythologia」など、ギリシャ神話をテーマとしたミュージカルが楽しめる。そしてなによりもクルーが本当に親切でフレンドリー!流暢な日本語を話す(しかも歌って踊れる!)キューバ人のクルーについて記事で紹介したいと思っている。

寄港地には素晴らしいワイナリーが数多くある。訪問するワイナリーとヴィンヤードは合計8カ所。いずれもビジターが絶えない魅力的な場所ばかり。ぜひ行きたい願っていたクレタ島のリララキス・ワイナリーも訪問リストに入っている。美味しいワインを飲みながら、オーナー家族やワインプロの方々からワインについて詳しく説明してもらうというまたとない機会を享受できている。

昨年7月以来、このプレスツアーの実施にあたり、数多くの人々から多大なご支援をいただいている。

ギリシャ大使館経済商務部代理責任者Marina Stamou氏からは、昨年から今日の今日まで長きにわたり貴重な助言をいただいている。また、前経済商務部全権公使Athanasios Karapetsas氏は、最後の登庁日までギリシャ本国とのやり取りを助けてくださった。

Fragkis Athanasios氏(ギリシャ産食品・ワインの輸入会社ノスティミア創業者)からは、ギリシャワインやワイナリーについて非常に有益な情報をいただている。ノスティミアが主催するギリシャワインと料理のイベントにもご招待いただいており、渡航に先んじてギリシャを知る機会を多く得ることができている。

Anton Lianoudakis氏(DipWset、ワインコンサルタント)は、ワイナリーの選定支援やアテネでのツアー同行などの取材協力をしてくださっている。

Taso Gunarides 氏(YORUGOS(ヨルゴス))は、渡航前にギリシャワインセミナーに招待してくださった。

ギリシャ政府観光局の方々は様々な手配を代行してくださり、セレスティアル・クルーズの皆様からは素晴らしい船上体験をいただいた。

ワイナリーとヴィンヤードの皆様は取材を快諾してくださり、お忙しい中丁寧に案内と説明をしてくださった。

この場を借りて皆様に厚く御礼を申し上げたい。本年2024年10月に記事(2本または3本)がリリースされるまで、引き続きご支援いただければ幸甚である。

すでに新たな企画を立案し来年の実現に向けて動いている。アイディアだけは数年先まである。ギリシャの記事を書きつつも、同時進行で今後の企画も進めていきたい。

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